
名前だけは有名ですが、知らないと意外に見つけにくいのが南十字星。全天で88個ある星座の中で最も小さく、しかもすぐ近くに似たような十字型の星の並びを持つ通称「ニセ十字」があるため、初めて南天の星空を見た人は、ニセ十字を南十字を思い込んでしまう人も多くいます。ちなみに、「南十字星」という名の星はなく、星座の名前としては「みなみじゅうじ座」というのが正式な呼び名です。

南十字を見つけるためには、まず南の方角を見上げ、天の川を探します。天の川の中に寄り添うように並んでいる2つの1等星ケンタウルス座のα(アルファ)星とβ(ベータ)星を見つければしめたもの。ここから天の川に沿って西へ視線を動かすと、天の川が黒くなっているエリアが眼に入ります。これは暗黒星雲が天の川を覆い隠しているもので、「コールサック(石炭袋)と呼ばれます。南十字はコールサックの右上に乗りかかるようにして見えます。
西オーストラリアでの天体観測に備えて、下の天体写真から南十字を探す練習をしておきましょう。








