2008年はハードコートに変革がありました。従来のリバウンドエースに比べてコート全体が均一化され、選手の疲労を軽減しながらパワーを最大限引き出すという新たなプレキシクッションに変更されたのです。この年特徴的だったのは、新興国の活躍です。男子シングルス優勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)をはじめ、男子ダブルス優勝のジョナサン・エルリックとアンディ・ラム組(ともにイスラエル)、女子ダブルス優勝のアンナ・ボンダレンコとカテリナ・ボンダレンコ組(ともにウクライナ)が、それぞれ故国に初の4大大会タイトルをもたらしています。また、大会4日目に6万2885人の観客を動員し、1日の集客数としてはグランドスラム記録となりました。この大会では、総観客数が初めて60万人を突破しています。
名勝負!
男子シングルス決勝戦
ノバク・ジョコビッチ vs ジョー・ウィルフリード・ツォンガ
準決勝で第1シードのロジャー・フェデラーをくだしたジョコビッチは、その勢いのまま決勝戦を戦いました。4-6で第1セットを落としたものの、続くセットを6-4、6-3、7-6で奪取。セルビア人選手として初めて、4大大会男子シングルスの優勝者となっています。