ワイン取材班を魅了する、クイーン・ビクトリア・マーケット■レポーター: 雑誌『ワイン王国』取材班・ワインライター橋本伸彦
関連エリア: ビクトリア州,
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橋本伸彦 ワインライター |
2008年3月にワインの専門誌『ワイン王国』の取材で、ビクトリア州のワイナリーとメルボルン市内を訪れました。おいしいワインと食べ物に情熱を燃やす我々取材班のメンバーも、メルボルンは初めて。そこで運命の出会いを感じたのは、なんといってもクイーン・ビクトリア・マーケット。1878年オープン、総面積7ヘクタールに並ぶ千軒近い店を、年間1千万人近くの人が訪れるという巨大市場です。
一般の買い物客が好きなように見て回ることができる、オープンな雰囲気に誘われて見て回りました。フード専門のスペースはごく一部ですが、それだけでもかなり見ごたえのある広さ。通い慣れた人は徒歩ならリュックやカートを持参して、まとめて買出しに来る人は車でと、それぞれ工夫して来場しているようすでした。
ブドウの産地が近いからでしょうか、ブドウが葉っぱをあしらったディスプレイはワイン好きの興味をひきます。ふつうの野菜や果物はもちろん、特に有機栽培やバイオダイナミック(シュタイナー式農法)の農産物の揃えではメルボルン随一なのだそうです。どれもとびきり新鮮なのが嬉しいですね。
1927年に建ったという「デリ・ホール」は、すこし昔のなつかしい雰囲気があります。各国の食品や惣菜を売るデリカテッセンがなんと17軒もあります。ここを回っていてとても楽しいのは、買物をする間に何かしら会話ができること。売っている物について訊ねてみると、親切に教えてくれました。
世界各国の人が住んでいるからでしょうか、売っているパンの種類が多いのには驚きました。パン屋は3軒ありますがどこも人気。時々大勢のお客さんが並んでいることもありますが、混んでいる時にはたとえばチーズとか他のものを買いに行けば、戻ってきた頃には列が無くなっていたりします。
何度も買物をしている顔見知りのお客さんともなれば、笑顔は倍増。肉屋で扱っているアイテムも、ウサギなど日本で珍しいものがありました。場内に肉屋は20軒、魚屋は10軒もあってそれぞれ得意分野があるので、みんな自分に合った揃えの店を選んで行きつけにするのだそうです。
週末には家族連れで買物する人も多いようです。赤ちゃんを担いで買物用のマイバッグを下げているのは、おとうさんでしょうか。この赤ちゃんは、きっとおいしいものを食べて育つに違いありません。うらやましいですね。
そしてもちろん、個性豊かなワインを揃えている店もあります。もしもこの時、宿にキッチンがあって料理する時間があったとしたら、それはもういろいろと買い込んで食べたり飲んだりしたに違いありません。取材班のメンバー全員が感じたのは......「もう一度ここに来て、メルボルンを舌と胃袋で感じたい!」でした。
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ワイン王国(5月号・No.44) 〜あなたのベストワイン発見 マガジンビギナーから愛好家、専門家までワインがもっと好きになる!〜『ワイン王国』(隔月刊)は各国の生産者や、日本を代表するソムリエの協力の下世界のワイン情報をはじめワイン&グルメスポット、ワイン&グルメ&観光スポット食とのコラボレーションなど美味しくて役に立つ情報を満載しています。 2008年4月15日発売/ワイン王国 |
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