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体験レポート 

オーストラリアを感じるアートな旅 ■レポーター:女優 真野響子

関連エリア:  ノーザンテリトリー, ビクトリア州,

真野響子

女優


真っ赤な荒野に真っ白な花が顔を出し、群青色の空に夕日がオレンジの光を添える。国内の風景そのものがアーティスティックなオーストラリア。先住民、アボリジニーたちのプリミティブアートに、私たちが生きる時代を映すコンテンポラリーアートと、幅広い分野の美術が揃う芸術大国でもあります。


オーストラリアという国はかつてイギリスの植民地だっただけあって、いろいろな面でヨーロッパからの影響が大きい国です。美術に関しても同様で、お互いにオンタイムで連動し合ってきました。


ムーンライト・ヘッド・プレイヴェート・ロッジグレート・オーシャン・ロードのムーンライト・ヘッド・プレイヴェート・ロッジにて
例えばオーストラリアの画家、ピーター・ラッセル。フランス滞在時に、印象派の画家として有名なモネにベル・イル島の宿を提供し、世話をした人物です。そんな背景を持つ彼の作品には、モネと似たような構図を使ったものがたくさんあります。アデレードの美術館で彼の絵画を見た時、背後に垣間見えた両者の歴史に感動したのを覚えています。大陸文化に染まる一方で、国内には土着の民族や移民も生活しています。当然ながら民族間の軋轢もあるはずです。


しかし、オーストラリアはなんとも前向き!オーストラリア国立美術館には、優れた東洋のコレクションが置かれているなど、人種の多様性もひとつの文化として尊重されています。最近はアボリジニーたちも注目され、芸術界にも新風が吹いてきたようです。


アトリウムフェデレーションスクエア・メルボルンのアトリウム
原住民アーティストたちの中でも、エミリー・ウングワレーの作品はぜひ見て欲しい。アボリジニーたちの絵画には、彼らの伝承や生活を具体的に描いたものが数多くあります。しかし彼女の作風は、非常に抽象的。私は「原始から現代へ」と表現していますが、作品いっぱいにプリミティブとコンテンポラリー両方の要素が塗り込められています。現在、東京で展覧会が開催中です。足を運んでみてくださいね。

ウルルウルル(エアーズロックを背景に)
様々な人種が集うオーストラリア。歴史がないとよく言われますが、そんなことは決してありません。個々人が背負う歴史はきちんとあって、それが文化の中に反映されています。シドニーの現代美術館に行ったときのこと、面白い出来事がありました。絵画の下に付いている作家の紹介パネル。何年に生まれていつ亡くなったかを書くのが一般的ですよね。ところがここの時は違っていて、どこで誕生してどこへ移住し、どこで天に召されたと、場所に注目していたんです。移民の国らしさを実感した瞬間でした。

展示イアン・ポッター・センターの展示
また、新しい国だということは、古い因習から自由だということでもあります。その分、彼らの発想はとても斬新。先ほどのシドニー現代美術館の建設がスタートしたころ、現地を訪れる機会がありました。当時は、建物がようやく半分できたばかり。好奇心にかられ現場の様子を見ていた時です。スタッフが現れ、入場券の半分を差し出してこう言うんです。「美術館の残り半分が完成したら、またいらしてください」って!なかなか粋なサービスでしょ?

ほかにも例えばエバ現地の美術館では、地下を結婚式場として貸し出しているなど、固定概念にとらわれない思い切りの良さはオージーならでは。目から鱗のユニークな体験ができること請け合いです。


現地の芸術事情をご紹介しましたが、彼らの絵画を見たければ、展覧会が日本で開催される時を利用すればいい。わざわざ海外に行く必要もないと思う人がいるかもしれません。確かに美術館でアートとして見るのも素敵ですが、現地に行くともっとすごい!


白い花大地に咲く白い花
大地オーストラリアの大地


例えば前述のエミリーの作品がそうです。オーストラリアの内陸部の大半を占める、準乾燥地帯。砂漠のようでありながら雨も降るため、褐色の大地が突然緑で覆われることがあります。そんな光景を見ると、彼女が緑の点で描いたあの作品はこういうことだったのか!と瞬時に頭の中がクリアになる。絵の原点に触れ、作品や、自然、文化を全く違った観点で楽しむことができるようになります。


芸術をテーマにした旅は、美術館賞やオーストラリアに行く醍醐味を何百倍にも膨らませます。新たな旅行スタイルとしてお勧めです!次はエコツアーについてレポートします。


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