メルボルン・モーニントン半島の旅 【 後編 】 ■レポーター: 雑誌『花時間』ライター 坂本典子
関連エリア: ビクトリア州,
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坂本典子 (株)角川マガジンズ |
そうこうしているうちに、天気はどんどん荒れてきて、雨はほとんど降らないのですが、とにかく風がすごい!場所によっては立ってられないくらいの突風が吹き荒れます。乾いた土地なので、強風で砂が巻き上げられ、カメラの山本氏は機材に砂が入らないかヒヤヒヤ。
次に向かったガーデン『アッシュコムメイズ&ラベンダーガーデン』のオーナーも、この地に何十年と住んでいるけど、こんな強風は初めてとおっしゃっていました。私たちが到着したときには停電していて、ショップはレジが動かずてんやわんや。電話もつながらない。とにかく、「雨なしの嵐」という感じなのです。ガーデンも葉っぱが舞い、枝が折れ...とじつは大変。そんなところを見せないように、山本氏は写真を撮るのにがんばってくれました。
移動中の道すがら、折れたユーカリの枝や巨大な松ぼっくりが落ちていたり、道も荒れていましたが、ダグさんの慎重な運転でやり過ごしてきました。
がしかし! 「あーーーっ!」。ダグさんの大声でふと前を見ると、大木が倒れて道をすっかり塞いでいます。
迂回して向かったストロベリーガーデンも、ワイナリーも、停電でどうにもならず、営業をストップし、私たちの到着を待っていてくれました。こんなときなのに、なんて優しいんだろう、と思わず感激! 取材ができず、予定を変更して翌日に回すというような、今考えると結構なアクシデントだったにもかかわらず、「何とかなるでしょ」と思えたのは、底抜けに明るくて頼りになるダグさんと、現地の方たちの優しさがあったからなのだと思っています。
この日の嵐、後で知ったことですが、メルボルンでは亡くなった方もいたそうです。
3日目。この日はバーッとスコールのような雨が降ったと思うと、パーッと晴れ間がのぞくというカメラ泣かせの不安定な天気。おかしいなあ、私、撮影は晴れ女で乗り切ってきたはずなのに...と内心思いつつ、出発。昨日撮影できなかったガーデンなどを回って、メルボルンに戻りました。
メルボルンでは、クイーン・ビクトリア・マーケットや自然化粧品の店などを駆け足で取材。
もちろん花屋さんも!
中でも印象に残ったのは、滞在したホテル『The Hatton』です。『The Hatton』は、サウスヤラ地区にある築100年を超す建物を改装したこぢんまりとしたブティックホテルで、メルボルンの中心街からも車で10分ほど。目の前の通りはトラムも走っているので、街に出るのも意外とラク。閑静な住宅街の中にあるので、静かに過ごせるし、なんといっても内装のセンスが素敵なのです。
もともとのしつらいを生かしつつ、アンティークとモダンをうまく融合させたインテリアで、全室内装が違います。広々とした客室ももちろんのこと、ゆったりと足を伸ばせるバスタブも旅の疲れをいやすにはうれしい限り。ヨーロッパの小さなホテル、といった趣なのです。
緑あふれる広大な王立植物園はここから歩いて3〜4分ほど。近くには地元の人が集うカフェもあるし、ちょっぴり長く滞在するなら、絶対にオススメのホテルです。


タイトなスケジュールで、天候不順というアクシデントにも見舞われましたが、本当に人々がフレンドリーで笑顔にあふれ、どこに行っても温かく迎えてくれたのがとても印象に残った旅でした。フラワーアーティスト、内海さんがワイナリーやガーデンで摘ませてもらった花でアレンジした作品などは本誌でご紹介しています。どうぞご覧ください!
>【メルボルン・モーニントン半島の旅 前編】はコチラ
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