アジアのグランドスラム、オーストラリアン・オープン
関連エリア: ビクトリア州,
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秋山正行 雑誌『テニスマガジン』編集部 |
テニスの4大大会『グランドスラム』の1つであるオーストラリアン・オープンを取材に、メルボルンへ飛んだ。このオーストラリアン・オープンはアジアのファンをとても意識した大会として知られており、大会名のあとには「アジア・オセアニアのグランドスラム」と書かれている。韓国の自動車メーカーが大会メインスポンサーとなり、アジア地区の選手に主催者推薦枠(ワイルドカード)を与えるなど、とても身近に感じる大会なのだ。ほかのグランドスラムと比べて移動距離が短く、日本なら2時間と時差もわずかなので、アジア各国から多くのファンが訪れている。
街の治安はとてもよく、夏物のバーゲン時期と重なるので、ショッピングも楽しめる。市内から会場のメルボルン・パークまで無料のメトロが走っており、アクセスはとても便利。あらゆる意味で、日本から気楽に行けて楽しめるのがオーストラリアン・オープンだ。
会場についたらまず、大会オフィシャル・ショップをチェック。Tシャツやキャップなどの人気アイテムは、欲しい絵柄やサイズが大会1週目でなくなってしまうからだ。リストバンドなど"荷物にならない"小物も、14日目の最終日を待たずに売り切れる。逆に日程が終盤に近付くと商品が割引となる楽しみが待っている。私は30オーストラリアドルの折りたたみ傘を20ドルで買った。夜、ホテルで開いてみて、思いのほか格好よかったので翌日もう1本、お買い上げ。何しに来たんだ?
大会を最初から最後まで観戦するなら、16泊18日の大旅行となるので、目的に合った日程を組むのがいいだろう。日本人選手のプレーを見たいのなら前週の予選と本戦1回戦、世界のジュニアの動向を探りたいなら2週目の頭、各カテゴリーの準決勝・決勝を堪能するなら2週目の終盤、というように。本当は大会の終盤に日本人選手が勝ち上がってくれるとうれしいのだが・・・。
ちなみに日本人に限らず、世界ランキングで上位にいない選手の試合は、観客席の少ないコートで行われる。前日夜には大会のホームページに組み合わせと時間・コートが発表されるので、ゆったり観戦したい人は前の試合から座って席を確保した方がいいかも。
オーストラリアン・オープンは、グランドスラムの中で一番、試合観戦が楽しい大会といわれている。
陽気なオーストラリア人のフレンドリーで明るい声援、思い思いの仮装、フェイスペインティングなど、「テニス観戦って楽しい」と思わずにはいられない。
オーストラリアン・オープンの楽しみはコートの外にもいっぱいある。練習コートで、お目当ての選手を間近で見たり、サインをもらったり。おしゃべりしながら会場内に設置された大型スクリーンで試合を楽しむ賑やかなグループがあるかと思えば、1人で訪れて観戦の合間に芝生に座って読書している人もいる。
また、会場内には特設ステージが設けられており、日替わりでコンサートが開かれている。テニスを軸にいろんな楽しみが会場内にちりばめられているのだ。「オーストラリアのスポーツを楽しむ文化って素敵だな」。誰もがそう感じる魅力が、オーストラリアン・オープンには詰まっている。
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テニスマガジン4月号 フェデラーが史上最多となるグランドスラム16勝目を飾り、元女王エナンが復帰2大会目で決勝進出を果たしたオーストラリアン・オープン。その感動と大会の楽しさを伝えています。 2010年3月21日発売/ベースボール・マガジン社 |
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