リラックスしたワイン文化が、今の気分
関連エリア: 南オーストラリア州, ニューサウスウェールズ州, ビクトリア州,
|
曽根清子 『料理通信』編集部 |
地元・山形県庄内の食材を使った地産地消のイタリアンで知られる「アル・ケッチァーノ」奥田政行シェフと、オーストラリアの最新フード&ワイン事情を体験しにシドニー、メルボルン、アデレードを訪れました。
今回一番の驚きは、「オーストラリアワインは、ビッグでジューシー」というイメージは、完全に時代遅れだということ。確かに、オーストラリアワインを初めて飲んだのは10年以上前。以来、あまり積極的に飲んでこなかったからか、訪れたワイナリーやレストランで出されるワインのクオリティに、ひたすら「今までごめんよ」と頭を下げた旅でした。
詳細リポートは本誌をお読みいただくとして、印象的だったのは、造り手も飲み手もワインに対してリラックスしているということ。そんなワイン文化を肌で感じたのが、シドニー滞在中に開催されていた屋外フードイベント「Taste of Sydney」でした。
バンドの生演奏が流れる中、思い思いに時間を過ごす人々で賑う会場では、乳製品、肉、スパイス、ワイン、カップケーキなど様々なブースが並び、ワイン片手に試食したり、芝生に置かれたクッションに寝転んだり。「マーク レストラン」や「ロングレイン」などシドニーのトップレストランも出店していて、予約が取りにくいレストランの味を手頃な価格で楽しめるのも嬉しいかぎり。予約制のワインセミナーでは、Tシャツにジーンズ姿のソムリエ&人気ワインライター、ニック・ストック氏が、シドニー近郊のワイン産地ハンターワインの特徴を、若手ワインメーカーとのセッションでわかりやすく解説していました。
ワインセミナーでテイスティングしたハンターのセミヨン(白)とシラーズ(赤)。夏でも湿気の多い気候を逆手にとって生まれたハンターのセミヨンは、アルコール度数が10~11%と飲みやすく、若いうちは酸味とミネラル感が、熟成するとグッとエレガンスを増してきます。
サングラスが決まりすぎ! ワインメーカーのファッションも注目。
グラス片手にクッションにごろん。極楽です。
バンドの生演奏に合わせて腰をふる子供の姿。なごみます。
「ビール&バーベキューのフードマッチング」なんていうセミナーも。
「料理もワインも豊富な味覚体験をもつ若い世代が造るワインは、どんどん進化している。オーストラリアのワインは、"覚える"のではなく"自分で感じる"ことが大切」というニック・ストック氏の言葉も印象に残るイベントでした。
![]() |
料理通信 6月号 食のオピニオン・マガジン『料理通信』がリポートする、オーストラリア最新フード&ワイン案内。目覚しい進歩を遂げるオーストラリアワインをはじめ、シドニー「Tetsuya’s」和久田哲也シェフに案内いただく食材巡りなど、知らなきゃ損するオーストラリアの最新グルメ情報をお届けします。 2010年5月6日発売/角川春樹事務所 |
カテゴリで選ぶ
エリアで選ぶ
バックナンバー
オーストラリアへの旅を探す
カンタス航空は
ワンワールドのメンバーです。

