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THE世界遺産

小澤政志

ディレクター


今回オーストラリアを訪れたのは3か所の世界遺産を撮影するためです。 「オーストラリア」の大自然の魅力を求めて、東へ西へ北へと。


はじめに訪れたのはシドニー郊外の「ブルーマウンテンズ国立公園」でした。豊かなユーカリの森で有名な自然遺産です。崖の上に立つと彼方まで続く深い谷。その名の通り青くかすんでいます。足元を見ると腰が引けました。高さは300m。実はこの谷、1億年以上かけて堆積した砂岩の層が数百万年かけて川に削られてできたものです。



この崖の迫力を映像で伝えるにはどうしたらいいか?ということで考えたのが「ロープで下りよう」です。単純ですが、言ってみれば東京タワーの先からぶら下がるようなもの、相当な恐さです。しかし現地のコーディネーターさんがカメラマンでもあり、その役を買ってくれました。クライミングの専門スタッフと入念に打合せをしていざ谷底へ。ビデオカメラで崖肌や風景を撮影しながら、ロープで下りていきます。そして撮影後、映像を見たらあまりの迫力に、番組の冒頭を飾ることに早々と決意したのです。




次に訪れたのは正反対の地、大陸の西の端の「ニンガルーコースト」です。
こちらはブルーマウンテンズとは対照的に、260キロも続くサンゴ礁のある青い海です。ひたすら透明で、ひたすら静か。オーストラリア国内でもあまり知られていない穴場です。またここは海だけでなく陸地も登録エリアとなっていて、荒涼とした大平原に巨大なアリ塚や木陰で休むカンガルーの親子など、「乾いた大地オーストラリア」を実感する光景に出会いました。





ここが世界遺産に登録された1番の理由は4~6月に世界最大の魚ジンベエザメがたくさん集まるからです。しかも世界で初めて"ジンベエザメと一緒に泳ぐ"エコツアーを始めました。「サメと泳ぐ?」と一瞬思われるかもしれませんが、ジンベエザメはオキアミが主食の非常におとなしいサメなんです。




世界中からやってきた観光客を乗せて船は沖へ。途中、カメを見たりサンゴ礁でシュノーケリングしたり、豪華なサンドイッチで腹ごしらえをしてジンベエザメが見つかるのを待ちます。
すると無線で見つかったとの連絡が。客は足ひれをつけ、ボートは現場に急行。すぐに「Go!Go!Go!」と急かされ、次々に海へ飛び込みます。水中カメラマンに続いて、ディレクターの私も海へ。水の中では撮影の指示など出来ませんが、まあいいでしょう。ちなみに足ひれをつけて泳ぐのは初めて。すると、いました。目の前に10mはあろうかという巨体が。オキアミばかり食べてどうしてこれほど大きくなるのか?などと思うより先に、ジンベエザメに追いつくので必死です。足ひれをバタつかせ、全力で泳ぐも巨体は見る見るうちに霞んで行きます。こんなことを何度か繰り返すだけですが、これは単に観光の目玉というだけではありません。その収益がジンベエザメの研究や保護に使われるのです。



最後に向かったのは「カカドゥ国立公園」。その前の2つは自然遺産でしたが、ここは複合遺産。美しい景観や希少生物がいるということ以外に、先住民アボリジニの聖地でもあるという理由から登録されました。
ちょうど雨期の終わりごろ。カカドゥは水浸しになります。その様子を撮影するため、ボートクルーズをすることにしました。水に棲む動物が数多く見られるのです。
出航してすぐ、次々に鳥や魚を撮影。そして凶暴なワニにも出会いました。おそるおそる近づくと、数メートルの距離でも知らん顔。どうやらお腹がいっぱいだったようです。かなりの率で動物を撮り終え満足しつつ、気がつくともう夕方。桟橋へと急ぎ、川岸の茂みを通り過ぎた時、いきなり視界が開け夕焼けに染まる氾濫原が目に飛び込んできたのです。撮影のためエンジンを止めると音もない世界、ゆったりとボートは流され「赤い景色」がスクロールするように流れていきます。感動、というよりも唖然に近い感覚です。



長い長い撮影ではありました。ほぼ1カ月、オーストラリア大陸横断の旅でしたから。仕事ですから旅を満喫してはいけませんが、ふと振り返ると完全に満喫してしまったのかな、と少々反省しております。その代わり(?)その数々の素晴らしい風景を、テレビ画面を通して皆さんにお届けしたいと思います。


THE世界遺産

ユネスコの世界遺産リストに登録されたサイトを1箇所ずつ紹介するドキュメンタリー番組。1996年より放送を開始、今年で17年目を迎え、約600箇所近くの世界遺産を取材、放送してきました。6月は2週にわたり、古代大陸特集として、オーストラリアの世界遺産を取り上げます。

6月10日の第1週目は「グレーターブルーマウンテンズ地域」。崖の上に立つとユーカリの森は青くかすんで見え、幻想的な風景が広がります。また、砂岩でできた高さ300mもの崖を、スリリングな方法で撮影。足元がすくむような迫力のある映像をお楽しみに。
6月17日の第2週目は「ニンガルー・コースト」。世界で初めてジンベエザメと一緒に泳ぐエコツアーを始めたことでも有名なところです。番組では、ジンベイザメと一緒に泳いで撮影することに成功。また、荒涼とした大平原にそびえ立つ巨大なアリ塚や、木陰で休むカンガルーの親子など、「乾いた大地オーストラリア」を実感する光景もご紹介します。

2012年6月10日18:00~ 古代大陸特集(1)グレーターブルーマウンテンズ地域、6月17日18:00~ 古代大陸特集(2)ニンガルー・コースト

http://www.tbs.co.jp/heritage/ 

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