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セントラルハイランド~南半球屈指のマス釣り場へ~タスマニア州

タスマニア州,

八木 健介(やぎけんすけ)

月刊『FlyFisher』編集長


オーストラリア大陸の東南に位置し、面積は日本の北海道のおよそ8割というタスマニア。手つかずの原生林、タスマニアデビルやウォンバットなどの動物が有名ですが、実はそこを泳ぐ魚たちも非常にユニークな歴史と魅力を備えています。なかでも主役は「ブラウントラウトBrown trout」というヨーロッパ原産のマス(鱒)。ほかにニジマス(Rainbow trout)やアトランティックサーモン(Atlantic salmon)といった魚もいるのですが、今回は世界的に見ても貴重な歴史を持つ、タスマニアのブラウントラウトに出会う旅に出かけてきました。


flyfisher02.JPGめざしたのは島の中央部、豊かな森と湖が広がるセントラルハイランドと呼ばれる地域。その中のグレートレイクという大きな湖のほとりに、今回お世話になる宿(フィッシングロッジ)があって、およそ1週間、地元ガイドに案内してもらいながら、複数の湖や周辺にある渓流を釣るというプランです。州都のホバートからグレートレイクまでは、ユーカリの木に囲まれた国道を走りながら、およそ2時間のドライブになります。

flyfisher03.JPG毛バリ(フライ)を使うフライフィッシングの対象魚は、世界的にトラウトと呼ばれるマス(鱒)や、サーモンと呼ばれるサケ(鮭)ですが、実は生物学的にはマスもサケも厳密な区別はなく同じ仲間になります。彼らはご存じのとおり、川で生まれ、海に下り、海で大きく育って、ふたたび川に戻って産卵するというライフサイクルを送る魚なのですが、中には海に下らず、一生を川の中だけで過ごすようになったものもいるのです。日本の渓流に棲むヤマメやイワナといった魚、さらにこのブラウントラウトも、そうしたサケ・マスの仲間になります。


そして、彼らのもう1つの大きな特徴が、本来であれば北半球(ヨーロッパなどの大西洋沿岸と北米から日本にかけての太平洋沿岸)だけに生息するということでした。しかし、フライフィッシングの対象魚として非常に人気のサケ・マスの仲間を、なんとか南半球でも釣れるようにしたいと考えた人たちがいたのです。それが、この釣りの発祥国であるイギリス(イングランド)の人たちでした。



幾度かの失敗をへて、1864年、ついに3ヵ月の航海ののち、イギリスからタスマニアへ南半球で初となるブラウントラウトの卵が持ち込まれます。その後、かれらは無事に孵化し、その子孫はオーストラリア本土やニュージーランドにも移りました。北半球に比べて人間による開発がはるかに少なく、多くの川や湖が健全な状態に保たれていた南半球は、彼らにとって理想的な住環境を持っていたのです。今日、タスマニアやニュージーランドは、野生化し非常に大きなサイズに育ったブラウントラウトがねらえる場所として、世界的にも注目を集めています。

flyfisher04.JPGflyfisher05.JPGflyfisher06.JPGflyfisher07.JPGflyfisher08.JPG到着2日目、釣りの朝は早いので、午前5時にガイドがロッジまで迎えにきます。まずはガイドの操船するボートに乗って、グレートレイクでドライフライの釣りを楽しみました。ドライフライとは、カゲロウなどの水生昆虫が成虫になった状態を模したもので、水面に浮かべて使います(ドライ=乾かして使うの意)。ひとことでいえば、日本ではなかなか出会うことのできない数の魚が、しかもその多くはエサを豊富に捕食したコンディションのよい状態で、水面に浮かべたフライに反応してくれます。



日本に比べ湿度が圧倒的に低いタスマニアの空は非常に美しい青。日が高くなるにつれ、その青は湖面にも映りこんで、自分の周囲がぐるり360度、鮮やかなブルーの世界になります。その中で釣れるブラウントラウトは、その名のもとになっている茶色というより、黄金を思わせるゴールドに輝いて釣り人を魅了します。



早朝の釣りを終えたら、その後も日中、夕方と好きなだけ魚を追いかけることができますが(ランチはその日の釣りによって、ロッジに食べに帰ることも、釣りに出かけた先でピクニックランチになることもある)、折々に見られる周囲の自然、中でも夕方の湖の美しさは格別でしょう。ただし、この時間帯は魚たちにとっても、日没前の最後の食事時なので、釣りに夢中になって周囲に目を配っている余裕はないかもしれません。それくらいこちらの釣り場には魚がいるのです。

flyfisher10.JPGflyfisher11.JPG湖のほか、原生林を流れる川での釣りもまた魅力的です。日本ではなかなか出会うことができないような、ビッグサイズのブラウントラウトが待っています。



月刊『FlyFisher(フライフィッシャー)』では、2011年7月号(5/21発売)と8月号(6/22発売)で、これらタスマニアのフライフィッシングの魅力をたっぷり紹介しています。数々の自然の風景と、そこを泳ぐ魚たちとの出会いをご堪能ください。


FlyFisher(フライフィッシャー)

国内で唯一の月刊フライフィッシング専門誌。1988年の創刊以来、国内外の著名フライフィッシャー、一流カメラマンをスタッフに、最先端のテクニック、釣行ストーリー、自然の一瞬の美をとらえた目を見張るグラビアなどを「明るく楽しく」をテーマに掲載。自然に遊び、自然に学ぶスポーツとしてのフライフィッシングの素晴らしさを伝え続けている。

2011年7月号(5/21発売)・8月号(6/22発売)/(株)つり人社

http://www.e-tsuribito.jp/pages/magazine/flyfisher/ 

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